生まれ変わる!

極貧からの脱出。心と体の改善方法。

このページは自己破産体質改善を目的に書かれたエッセイです。

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早起きは三文の得?

朝活の本が売れている。かなり早く起きる事が勧められていて極論の感じがするものも多い。しかし、朝早起きすると一日が充実する。例えば6時に起きて、7時30分より仕事に就いている人と、9:30分に起きて11時より仕事に就いている人を比べると、最も集中力を発揮出来る午前中の時間が片方は4時間半でもう片方は僅か1時間しかない。仕事の質や量に圧倒的な差が出来てしまう。

 

筆者がテレビ局勤務をしていた頃、朝6時からのニュースの担当になったことがあった。朝3:30分に起きて4:30分にスタジオに入っていた。一仕事終えて反省会が終わった頃に9:30分出勤の普通の社員が会社にやってくる。他の日とがのんきに出勤してくる頃、こちらは戦場の様なニュースの仕事を終えていて、カタルシスを感じたものだ。そして、9:30から何気ない顔で普通の社員と一緒に普通に仕事をしてただし、午後3時ころ会社を引けていた。今思い出すと、この頃は本当に仕事がはかどった実感がある。

 

超早朝出勤は最初辛かったがあるときから辛くなくなった。早く寝ることに決めたのである。8時には布団に入っておけば朝眠くない。チャレンジは朝にではなく、夜に、つまり午後8時に寝るという習慣づけにあった。

 

筆者は超早朝活用を勧めているわけではない。しかし、朝6時には起きる事を勧めたい。6時に起きるには、夜11時に床につく事を心がけて欲しい。多少早い感じがするかも知れないが、寝てしまえばそんなに難しくは無いはずだ。家族の理解も大切だ。家族に宣言してから実践して欲しい。

 

夜は疲れている。お酒を飲んだり、テレビを見たりと朝より生産性の低い事をしがちだ。朝早く起きて会社に行って無駄な娯楽に興じるひとはいまい。朝型生活は仕事のアウトプットを確実に大きくする。

 

仕事で成果を出し、お金の問題を解決するには、早起きしたい。三文どころか千両の得がある。

 

「ビジネスモデルジェネレーション」と言う本が評判を呼んでいる。ビジネスを作り出したり改善したりするときの考え方をいろいろなフォーマットにしてあって、このフォーマットを使ってビジネスを組み立てると、仕事が出来る人になってしまう。

 

大手の法律事務所が頼りになるのは、様々な種類の契約書のフォーマットを豊富にもっているからだ。こんな契約をしたいとお願いすると、膨大な過去の蓄積のなかから、「ハイ、これ」とぴったりの契約書が出てくる。後は、甲と乙のところを書き換えるだけ。

 

同じような事は、普通のビジネスマンにも当てはまる。過去のプレゼン資料や説明資料、簡単な契約書ひな形など多くのフォーマットをもっている人は、人を説得出来たり、プレゼンに勝ったり、リーダーシップを発揮出来たりする。

 

では、そのフォーマットをどの様に手に入れるかだが、二つのフェーズに別れる。一つ目は、本で学習しフォーマットの基礎を手に入れることだ。定番の本を読めばいい。

 

次に、良い先輩について大量に仕事をこなすことだ。2年もすれば多くのフォーマットが自分のパソコンに蓄積されているに違いない。

 

フォーマットは単に資料を作るスピードを上げるだけでなく、判断の質とスピードを上げる。フォーマットを多く所有する事は、ビジネスの英知をたくさん持つことに他ならない。