生れ変わる!

極貧からの脱出。お金持ちになる方法、心と体の改善方法。

このページは自己破産体質改善を目的に書かれたエッセイです。

入浴剤

仁丹製薬が入浴剤を販売している。知る人ぞ知るこの入浴剤は生薬100%で体の芯から暖まる。そして何しろ香りがいい。漢方薬の何とも言えないいい香りがする。桂皮、陳皮、当帰片などの香りをかぎながら入浴を楽しむと、「幸せ」とは日常の小さな満足の中にあるのだと思い至る。Jロジャー著の「ポジティブ宣言」と言う本には幸せになるために次の事をあげている。・肌触りのイイ布団に寝る。・香りのイイ石けんを使い入浴する。・たまにマッサージを受ける。・しっかり睡眠を取る。・生野菜や果物を食べる。・タバコは吸わない。どれも日常のちょっとした習慣だ。

 

幸せになるにはお金がかかると思い込んでいる人がいる。しゃれたフレンチレストランに行ったり、かっこいいスポーツカーにのったり、豪奢なマンションに住んだりが幸せだと勘違いしている。これらの事は幸せを求めると言うより刺激を求める為の行為であって、刺激の量が多くなれば幸福が得られるというものでもない。幸福とは刺激に満ちた非日常にあるのではなく、平和な日常の中にこそある。TJサイト著の「隣の億万長者」には富豪のライフスタイルが記されている。一生かかっても使い切れないお金を持つ彼らの週末の楽しみ方がこの本に書かれている。それらは、「友達を読んでホームパーティを行う」、「家族と美術館にいく」、「図書館で本を読む」、「妻と音楽鑑賞をする」などどれもお金がかからず、日常の生活に関する事ばかりだ。

 

お金が無いから、スポーツカーに乗れないと嘆くのではなく、自分はお金があっても軽自動車に乗る、と考えてみてはどうだろう。世界有数の金持ちビルゲイツはトヨタレクサスの中古に乗っている。世界一の金持ちウォレンバフェットは金持ちになる前から住んでいるアメリカニュージャージ州の質素な家に住み続けている。見栄を張る必要のない彼らは幸せの本質を知っている。

 

時給換算してみる

やることが多いとき、どれから手を付けていいか分からなくなる事がある。優先順位を付けろとか、TO DO LISTを付けろとかのアドバイス系やスキルアップ系の本や雑誌で多く語られている。これで手際よく仕事を分別しこなせる人は良い。しかし、いくら’やることリスト’とにらめっこしても、優先順位すら決まらないという人は少なく無いはずだ。

 

「この仕事は利益には貢献しないが、大切なお客様からの要請だからこなさなければならない」、とか「自分の勉強になるのだから優先順位は高い」とか、「この仕事は急ぎだから」などなど。さらには、「結局やらなければならないのだから優先順位は必要ない」とか開き直ったりする。これは、仕事の優先順位を付ける為の尺度が、緊急性、重要性、人間関係、向上心、などと複数あり、優先順位を決める際に尺度同士が葛藤することが原因だ。

 

そのような時にこのタスク(仕事)の時給はいくらなのかという視点で、指標を一本化するとよい。「世間ではこの仕事で一時間にいくら稼げるか」を考えるのだ。弁護士が事務所の書類整理の仕事をするのは時給に合わないはずだ。ITのスキルを持った若手が工事現場の交通整理をするのも効率が悪い。

 

時給換算して、時給の高い仕事からこなしていく。時給の低い仕事は引受けないか、引受けるなら効率化をして稼働時間を減らすなど工夫をしたい。管理職や会社の経営に携わる人は時給の低い仕事をしてはいけない。部下や会社を守る責任がある人は、時給の高い仕事をする義務がある。いくらコピー取りの名人でも、管理職になったら「この仕事で自分は本当に会社に貢献の出来る時間の使い方をしているか」を自問自答しなければならない。この判断に時給の考え方が役に立つ。

 

年金破綻は防げる

二〇五〇年には、老人1人を現役世代1人が支える超高負担時代がやってくる。これでは、誰が考えても今の年金制度は成り立たない。成り立たないから不払いが起こる。自分で貯金して将来に備えた方がいいからだ。相互扶助方式である今の年金制度は、老人世代を現役世代が支えるという仕組みだが、この制度は次の世代の人口が増えるか、少なくとも現状の人口が維持される事が前提にある。

 

前提が崩れたのだから考え方を変える必要がある。年金を積み立て方式に変えるのだ。積み立て方式の考え方はこうだ。例えば、平成元年生まれの人は同じ生まれの人同士で貯蓄組合の様な仕組みを作り自分たちが引退するまで積み立て続ける。引退したら積み立てたお金を取り崩して生活する。この制度では、どんなに少子高齢化が進もうと、それぞれの世代が自分たちの為に積み立てるのだから理屈的に破綻しない。

 

では、何故この制度に移行できないのか。それは、今まで自分たちの為に積み立ててこなかった人たち、つまり前の世代の人たちのために年金の掛け金を支払って来た人達は、自分たちが受け取る年金の原資が無いということになる。一説によると800兆円ほどの原資が必要になるという。

 

財政の健全化が叫ばれる中このようなお金をどこで工面するのかという議論になるが、これはヨーロッパの国で先例がある。償還期間が100年くらいの長いスパンで年金特別国債を発行しまかなうというものだ。別枠で長期ということで信用不安を起さずに調達する。返済はこの国債の償還だけの為に別枠で超長期の特別税を設ける。

 

積み立て方式はインフレに弱いという事が指摘されるが、物価上昇率を勘案した支給制度にすれば対応出来る。民主党政権は税制改革に着手したが、税金だけでは年金問題は乗り切れない無いのは専門家の一致した意見だ。