生れ変わる!

極貧からの脱出。お金持ちになる方法、心と体の改善方法。

このページは自己破産体質改善を目的に書かれたエッセイです。

受け入れるか、距離を置くか

「あの人は仕事は出来るのだけど、少し細かいところに口うるさいところがある。」とか、「うちの家内は美人だけど料理が下手である」、「彼は、人当たりがよく協調性があるが、実は言っている事と本音が違うので油断ならない。」とか人に対する不満やアラは言い出せば切りがない。会社や組織、家族の為を装いながら、このような他人の欠点の改善を求める人がいる。全体のため、本人のためと言いながら、その実自分が快適に毎日を過ごそうとして、周りの人を変えようという魂胆である。

 

しかし、他人を変えるのは難しい。指摘しても改善が見られない場合は言う方も聞く方もストレスが溜まる。明らかな欠点の場合は得にそうだ。明白な欠点の場合は言われた方は否定しがたい。言う方も相手の為や組織の為を装いやすい。しかし、言われた方は大きなお世話なのである。変えたくないのである。言う方も、自分が不愉快なので変えてほしいと思っているが、その事をストレートに口に出していない事が多い。結局お互い気まずい思いをする事になる。

 

相手の欠点をそのまま受け入れる決意をしてみる。タバコを吸う夫に不満を持っていた香織さん(仮名)は、夫に満足していたが唯一の不満は夫のタバコだった。匂いが我慢ならないのだ。夫の健康を気遣うという大義名分で禁煙を強く勧めるが夫はこれだけは譲れないと言う。この事で夕食時に口論になる事もしばしばだった。あるとき香織さんは諦めた。タバコを吸う夫を受け入れようと自分の考えを変えた。そうすると不思議なもので、あんなに気になっていたタバコの匂いがそんなに気にならなくなった。また、タバコの匂いを緩和する空気清浄機などを購入し、不快感を軽減している。今は、なんとか生活していけそうだと思う。夫とも口論がなくなった。

 

同僚の欠点が目についたときはまずその欠点を受け入れその欠点をフォローする事に決めたひとがいる。北海道ガスの元社長の生島さんだ。彼は、私立大学を卒業し東京ガスに入社した。私大卒がたたったのか、最初の人事発令で、検診課長を任命され将来を悲観した。しかし、検診員の人たちの欠点を自分でフォローし、徹底的にかばった。すると10年20年とたつうちに、社内に生島ファンが増え、40代で最年少役員になった。最後は東京ガスの副社長を経て北海道ガスの社長にまで出世した。検診員たちの欠点を、会社の為を装って指摘し直そうとしていたら部長にもなれなかっただろうと生島さんは言っている。

 

どうしても我慢ならない欠点を持つ人がいる場合は、相手に改善を求めるよりは、距離を置く事だ。事情が許すのなら絶交してしまうのが、お互いの為。相手の体臭が我慢ならないとして裁判を起こし離婚を勝ち取ったアメリカ人女性がいるが、彼女は離婚できてきっとハッピーだったに違いない。匂いは以外と我慢できない。

 

人生は不愉快な人と無理につきあっていられるほど長くない。

 

しばらくぶりの再会

久しく会っていない友人に会うのは、少しドキドキするものだ。友人が成功していると嬉しく思う反面、落ちぶれていると悲しい思いがする。今日久々に20年来の知人に会った。彼は、メディア論の学者であったが、上智大学の教授でメディアを扱う新聞学科の学科長になっていた。

 

激動のメディア業界においていろいろな方面から意見を求められる事も多い様で大いに活躍しているらしい。

 

先日郷里の札幌で高校の同級生に偶然居酒屋で会った。アル中の特徴である鼻の頭を真っ赤にして居酒屋でトロントした目をしていた。焼酎のボトルをおごって場所を変えた。後ろめたく思ったが、一緒の席にいたくなかった。

 

友人を成功不成功で選ぶべきでは無いのかも知れない。人生は様々な運気で左右されるのでその人の生きる姿勢が結果になるとは限らない。しかし、友人を選ぶとき、真面目な人とつきあいたい。基本の姿勢が真面目な人は、長年のブランクがあって再会しても思ったより成功しているケースが多い。

 

不真面目な人は、たとえその時羽振りがいいかもしれないけど、10年、20年の歳月の後の再会では荒んでいることが多い。家族に次いで、大切は友人。定年後の人生の宝だ。真面目な原石を選んで交わり、豊かな老後に備えたい。

 

成功するまでやめない

孟子の言葉に「井を掘る事九仞、而も泉に及ばざれば、猶お井を棄つと為すなり」というのがあります。井戸を掘るのに、いくら深く掘っても水脈に達しない内にやめてしまったのでは、井戸を捨てたようなものである、と言う意味です。

 

発明王のエジソンは白熱灯の研究に没頭している時923回も実験に失敗しました。友人に「900回も失敗したのだからそろそろ諦めたらどうだ?」と言われ、「なに、900通りのうまく行かない方法を発見したのさ。もうすぐ成功する方法が分かる」と言って、実験をやめなかったそうです。成功するまでやり続ければ、いつかは女神が微笑むのをエジソンは知っていたに違いありません。

 

成功するまでやり続けて、最後には女神に微笑まれたおなじみの人がいます。軍隊を退役して詐欺に遭い、全財産を失ってあらたに事業を始めるべく資金を得ようとしますが600回も銀行に断られて4年が立ちました。そしてとうとう5年目に融資に応じてくれる銀行を見つけ出し、妻の作る美味しいフライドチキンを出すレストランを併設したガソリンスタンドを始めました。そのレストランの名前がサンダースカフェ。彼は、ケンタッキーフライドチキンの創業者カーネルサンダースです。

 

成功するまでやめなければ失敗しない。一見詭弁の様ですが、成功者が異口同音に唱える真実です。雪国まいたけの創業者大平善信さんは当時不可能と言われていたまいたけの栽培を自宅のアパートに4年間引きこもり完成させました。青色発光ダイオードを発明した中村修二さんも諦めない人です。

 

いま、お金に苦労している貴方はいろいろな事を諦めたのかも知れません。天の不可抗力に対しては諦めが肝心ですが、努力で道が開ける事は諦めない態度を試して見てはいかがでしょうか?きっと貴方の財政問題にも明るい兆しが見えてくるに違いありません。