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極貧からの脱出。お金持ちになる方法、心と体の改善方法。

このページは自己破産体質改善を目的に書かれたエッセイです。

実際の人生で学ぶ

陽明学を唱えた王陽明の言葉に「人はすべからく事上にあって磨練し、功夫を做すべし。」とあります。歴史に学んだり、本を読んだり、師に指導を仰いだりして自己を錬成するのも大切ですが、最も成長に直結する勉強は、実際の人生で、仕事や人間関係、金銭などの問題(事)にあたってそれを解決していく道筋で得られると、陽明は言っているのです。

 

筆者は鬱を患った事があります。おかげさまで完治しました。そのせいか最近、鬱で苦労しているひとからの相談が多いのですが、なかでも死にたいと言っているひとには相談に乗る事にしています。死にたいと思う人はそもそも「なんの為に生きるのか?幸福になれないのなら死んだ方がまし」と言います。鬱のときはこのつらさが一生続くのではないかと絶望するのです。そのような人は、人生の目的は幸福にあると思っています。つまり、人は幸福になる為に生きていると思っているのです。そして幸福になれないのなら、人生の最終目標が得られないので、死んでもよいというロジックに至ってしまいます。

 

そのような人にたいして、私は、「人生は幸せになる為にあるのではない。自分の魂を磨く為に生きるのだ。」と諭します。人生とは、つらい目や悲しい目、嬉しい事に出会いながら、銀食器を磨くように魂を磨き上げていく為にあると。人生は、一番魂が輝くような割合で、苦しみと喜びが配合されているような気がしてなりません。

 

魂を磨くために生きているとすれば、そもそも、幸せになる為に生きている訳ではないので、「不幸だから」は死ぬ理由にはなりません。七難八苦が降り注いできた方が、成長できるのだとすれば日蓮上人の言うように、「七難八苦を我に与えよ」と言うのもアリと思います。自殺は、このような磨きのチャンスを放棄する事なので古今東西の宗教で戒められているのではないでしょうか?

では、何の為に自己の魂を磨くのか?その理由は人間には分からないのだと思います。宇宙の求めなのか、アッラーの掟なのか、はたまた仏の定めなのか。あなたがなぜ今お金の問題で苦労しているのかは、分からないのです。

 

私は、死んだ後に本当の生があるような気がします。今生は、ちょうど受験の為の夏期講習みたいなもののような気がするのです。ただ、何の為に夏期講習に来たのかを忘れているだけです。

 

王陽明の指摘は、勉強法を示すだけではなく、人生の目的も示しているのかもしれません。

 

時間泥棒に注意

自分のスケジュール帳を見て、自分が自主的に取り組みたいと思っているタスクを青、他の人から依頼されたり、他の人の為にこなすタスクを赤で色分けしてみる。赤い色で埋め尽くされたスケジュール表を見て驚く人が多い。そのような人は往々にして人生に疲れている。目的意識を失っている。生活の張り合いや、仕事へのやる気が沈滞している。自主的に仕事をする人、自分で意思決定する人はたとえ忙しくてもストレスは少ないものだ。

 

ちょっとした用事を言われたり、相手の都合で電話がかかってきて仕事を中断すると、せっかく集中して仕事をしていても、中断後にもとの手中力を取り戻すのは容易ではない。心理学者のチクセントミハイによれば20分ほどかかかるらしい。一旦ノリノリで仕事をしていて、中断して又もとのノリノリの状態になるまでに少なからぬ時間がかかるというのは、考えて見れば大いなる損失だ。

 

これでは成果は上がらない。 自分のスケジュール表の中の青い色を増やす事を心がけてみてはどうだろう。サラリーマンなどで上司を持つ人は、「宮仕えなので無理」と思いがちだが、いろいろな工夫をする事によって時間を自分の手に取り戻す事は可能だ。 例えば、あらかじめ上司と自分との間で、上司の用事を仰せつかる為の時間を決めておく。そのときにまとめて指示を出してもらい、他の時間は緊急要件以外は呼ばれないようにする。

 

また、連絡は極力メールなどにしてもらうもの有効だ。メールはプル型(自分の都合で情報にアクセスする)で時間の主導権は自分にある。電話はプッシュ型で時間の主導権は相手にある。そこが問題なのだ。こちらの都合にかまわずかかってくる電話は時間泥棒の代表選手だ。携帯は24時間身につけているだけに、泥棒を応接間に住まわせているようなものだ。 対応策としては、携帯に電話がかかってきても基本は出ずに留守電で対応する。いろいろな人からの着信が溜まった時点でまとめて折り返し電話する時間を取る。電話応対のプル化だ。こうすればまわりからは「すぐには電話に出ない人」と思われるので電話がかかってくる回数そのものが少なくなる。また、その事で他の人から苦情が来たりはしないものだ。

 

時間泥棒に注意し自分の時間を取り戻したい。スケジュール表には自分1人のタスクを書き入れ他人とのアポイントよりも優先する。そうすと人生に張り合いがでてきて、活き活きとしてくるのは多くの人が経験している。

127時間

アカデミー賞映画作品賞のノミネートされた、「127時間」を見ると勇気が湧く。アメリカのグランドキャニオンでロッククライミング中の主人公は岩の裂け目で大きな落石に腕を挟まれ身動き出来なる話だ。命が絶望的な状況になって主人公は日頃の生活のありがたさを思い知る。もう一度命を取り戻せたら「母親からの電話には必ず答えよう」と決意し、「恋人に愛を示せば良かった」、「何故妹の結婚式に出席しなかったのか」などと人生を後悔する。

 

人間は命の危機にさらされると、お金が無い、上司が疎ましい、仕事がうまく行かないなどの日常の不満や不安など一気に吹っ飛ぶものだ。疎ましい上司とでもいいから、もう一度仕事がしたいと心から思う。

 

スティーブキャラハン著の「大西洋漂流76日間」は壮絶な実話だ。水漏れのするゴムボートで76日間も漂流する。絶望的な困難さを伴いながら信じられない方法で、毎日食料となる魚をとり、海水から真水を得る。たびたびサメに狙われる。一瞬一瞬が生き残る為の勝負でちょっとでも気を緩めると死が待っている。この本を読むと、日常の困難が困難と思えなくなるから不思議だ。生への意志と渇望、この本にある生き残る為の壮絶な努力を読めば、お金の問題など、必ず解決出来ると思えるに違いない。

 

南極で難破した調査船「エンデュランス号」の漂流記を読めば、絶望的な状況でも諦めずにチャレンジすれば、必ず切り抜ける方法はあるものだと思い知らされる。南極に閉じ込められたエンデュランス号船長のシャクルトンは全員生還すると決意し、体力に自身のある3名で南極大陸の気の遠くなる道のりを渡りきりアルゼンチンにたどり着く。翌年氷が溶けてから船長が皆を迎えにいく。乗組員全員が全員無事越冬していて船長が必ず自分たちを救ってくれると信じていて待っていたのだ。この最後のシーンを読むと心からの感動を得る。

 

あなたはお金の苦労で絶望的な気分かも知れないが、実は命まではとられない。自己破産も含め乗り切る方法は必ずある。命の危険と向き合った経験談を読んだり見たりしてみてはどうだろう。乗り切る勇気がわいてくるはずだ。

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