生れ変わる!

極貧からの脱出。お金持ちになる方法、心と体の改善方法。

このページは自己破産体質改善を目的に書かれたエッセイです。

得る喜びより失う恐怖

今年の夏休みに旅行にいくとします。あなたなら次の二カ所の候補地のうちどちらにいきますか?

 

 

A 49%の確率で土砂降りになるが、51%の確率で快晴になる海岸リゾート

B 100%の確率でどんより曇りになる海岸リゾート

 

B を選ぶ人の方が多いのではないでしょうか?

さて、次の質問です。

 

1万円を拾いました。そのまま1万円をもらうか、くじを引いて51%の確率で2万円になるか、49%の確率で全部とられるか。さてあなたはくじを引きますか?これは実際にアンケートをするとくじを引かない人の方が多いという結果になります。このような判断は実は人間の錯覚です。数字だけで言えば、一か八かチャレンジしたほうがいいのですが。

 

競馬は期待値75円(100円かけて戻ってくる平均金額が75円)ほどと言われていますが、一攫千金を夢見て馬券を買う人の感覚といったいどこが違うのでしょうか?

 

実は、人間は同じ価値のものをもらう喜びより失う苦痛に敏感なのです。競馬の掛け金は自分が判断して支払う訳ですので、失うというのにはあたりません。納得して支払ったものにたいしてたとえ平均して75円でも大当たりして1000円かえってくるかもしれないという思いで賭けにでます。しかし、くじを引いて負けると持っているものをとられるかもしれないと思うと、納得しないのにとられるという恐怖が強く賭けに出ることが出来ないのです。

 

破産を考えている方で特に家を失うかもしれないと悩んでいる方の心配は大きなものです。しかし実際家を失った方にお話を聞くと「なぜあんなに家にこだわっていたのか不思議だ」と皆さんおっしゃいます。実際の痛み以上に恐れているケースでいたずらに悩みを深くしていることが多いものです。失う恐怖で悩んでいる方。これは人間の錯覚だと思い出してみてください。

 

意外に出来る、スキルアップ

財政状況を良くするには、会社も個人も①節約する、②収入を増やすの二つの事をすればよいのです、シンプルです。このうち、節約するは自分でコントロールしやすいので取り組み安いですが、②の収入を増やすは一見コントロールしにくいので諦めてしまう事が多いものです。しかし、本当に収入は増えないのでしょうか?

 

貴方がもしサラリーマンで無いのなら、収入を増やすイメージは比較的つきやすいと思います。しかしもしサラリーマンなら・・。サラリーマンのかたは次のように考えてはいかがでしょうか?「私は、自分というビジネスマンを派遣している派遣会社の社長である。つまり、ワンマンカンパニーの社長である」と。当社の商品は自分自身なので、商品価値を上げることが直接間接に収入増に繋がるはずです。人材大手のリクルートの調べによると、財務、IT、英語などのスキルは36ヶ月以上の長期間でみると30%近くの収入増をもたらすという調査結果があります。

 

上記3つのスキルのうち自分が好きそうな分野を選び勉強は初めて見てください。財務なら、日商簿記2級。英語ならTOEIC800点、ITならマイクロソフトエクセルでマクロが使えるくらい。特に熟年の方にお勧めです。ソニー創業者の森田さんは54歳の時にテニスやダイビングを始め愉しんでいました。新しいスキルセットを身につけるのに遅すぎると言う事はありません。収入が増えるだけでなく、新しい自分に出会え豊かな老後を送れたと言う方がたくさんいます。

 

常識を疑え

世間で当然とされていることで、じつは無駄な出費というのが意外に多いものです。例えば生命保険。就職と同時にはいる人が多いですが本当に必要でしょうか?本人が死んで生活に困る人がいるのかということですが、ほとんどの新入社員は独身者で子供もいないはずですので本来の趣旨からすれば生命保険に入る必要が無いはずです。貯蓄のつもりの人も多いと思いますが、貯蓄だけを考えるなら生命保険はいい貯蓄とは言えません。生命保険の営業のおばさんや高給とりの社員達を抱えて余った分保険料の支払や満期の解約金に回しているのが生命保険会社です。

 

同じような例に『いつかは持家』と言う幻想があります。人口が減っている日本で今後住宅不足になる可能性は皆無と言って良いはずなのに、年をとったら借家に住めなくなるかもといったばく然とした理由でむりをして家を買う人がいます。お金に余裕があれば家を買うのも悪くはありませんが、もし老後の資金に心配なら家を買うのはやめた方がイイです。

世間体、今までの常識などをもう一度洗い直し本当に価値のあることにお金を使う覚悟が毎日の生活にゆとりを与えてくれます。