任意整理の体験談

任意整理の決断 夫に知られずに解決しました

D子さん 女性 35歳
職業:パート(販売員8~10万円)
家族構成 :夫(会社員)と子ども(幼稚園)
債務総額:396万円(サラ金4社、信販2社、銀行1社)
毎月の返済額:約13万円

夫には相談できない、結婚前の借金が膨らみ・・・

下宿生活をしていた大学生の頃(平成8年)に、生活費の補てんとして初めて消費者金融のカードを作りました。当時の返済額は数千円で、学生のアルバイト代でも無理なく返済はできていました。そのうち就職したら「一括返済」するつもりでしたし、「完済」は、「簡単にできる」と甘く考えていました。


しかし大学卒業後、地元には戻らず就職をしたので、家賃を始め、洋服代や化粧品代などの支出がかさみ、「完済」どころか1社また1社と借入先が増え、20代後半で結婚した頃には、借入先は7社、負債総額は200万円近くまで達してしまいました。


その後、結婚出産と仕事に就けない時期を数年過ごしました。長女が幼稚園にあがる頃に現在のパートに復職しましたが、その間の返済はOL時代の蓄えでどうにか支払うことは可能でした。しかし返済が日に日に追いつかなくなり、いよいよ一家の生活費にまで手をつけてしまう状況に・・・。夫に家計を任されている罪悪感から誰にも相談ができず、必死になって返済を続けるしかありませんでした。


夫は家計に無頓着ながら、クレジットカードは一切持たない現金主義者です。月給は妻である私の管理でしたが、年間2回の賞与に関しては、帰省費用や自動車購入費等、主導権は夫です。従って毎月の不足分を賞与で補うことは、正直、とても困難でした。


結果、返済を続ければ続けるほど借金は増え、平成21年3月に、初めて若林司法書士事務所を訪れた際の借金総額は約400万円。13年間で総額400万円の借金を作ってしまった現実に、自分自身の責任ながら、愕然とするしかありませんでした。


若林からの提案

債務総額は約400万円と多いものの、

①取引年数が10年以上、もしくはそれに近い業者がある事
②高金利で返済をしていた期間がある事
③既に借入れ不能になっているせいか、1社あたりの残高が比較的少額(40万?)の業者も数社ある事

以上の取引内容から、過払いが発生し、これを元本に充当させることで借金の大幅な減額、さらには過払金の回収も可能であろうと判断

 

「任意整理」をすることに決まりました。司法書士の先生が間に入ることで、返済と督促が止まる事も初めて知りました。
また、低金利で知られる銀行のカードローンについても「任意整理」に含めることを勧められました。交渉次第で将来の利息を免除してもらうことが可能との話で、そのメリットは十分に理解することができました。
不安が無かったと言うと嘘になりますが、相談時に十分な時間を作っていただき「任意整理」の決心がつきました。いま思えば背中を押してもらった心境です。

 

任意整理のその後

任意整理のその後夫は転勤族ですので、数年単位であちこちに転居をしています。 実は手続きを検討し、迷っていた理由には、次の異動辞令が近いという事実がありました。パート収入も途絶えてしまうので、その間の返済を思うと、本当に誰にも相談できず悩み苦しみました。


「任意整理」の結果ですが、7社で約400万円の借金が、3社で合計132万円にまで減額し、消費者金融を含む4社からは、約120万円の過払金を取り戻すことができました。借金が残った3社のうち、2社は過払金で一括返済をしてもらい、現在、支払いをしているのは銀行1社のみです。毎月の返済額も1万5000円と、今後こそ完済を目指して頑張っていきたいと思っています。


任意整理中に予想通りの異動辞令が出て、途中から地方に転居しました。

 

しかし若林司法書士を始め、事務職員の皆様の信頼できるご対応により、距離によって生じる不安を感じることはありませんでした。いまはただただ感謝の気持ちいっぱいです。ありがとうございました。

 

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