Y男さん(男性46歳)は、カメラマンとして一人で小さな会社を経営しています。平成7年頃、不況のあおりで、会社経営が苦しくなり、生活費の足しにするために、個人名義で消費者金融から20万円を借りたのがきっかけです。
その後も、お金が足りなくなるたびに、借り入れを繰り返し、他の消費者金融からも借り入れをするようになりました。一向に収入は増えず、増えるのは借金ばかりになってしまい、借りたお金を返すために、新たな借り入れを続けました。
最初の借り入れから15年経ち、気がつくと、消費者金融5社、借入総額約233万円にまで膨らみ、月々の返済は12万円にもなっていました。
“なんとかしないと、このままでは払いきれなくなってしまう。。。”
平成22年、困り果てたY男さんは、たまたまインターネットで若林司法書士事務所を知りました。
何年間も返済している借金は、利息を払い過ぎている可能性が高く、それを返してもらう「過払い金の返還請求」という手続きを知りました。
私は1社からの借金だけは完済していたのですが(下表 A社)、その場合も、利息を返金してもらう手続きは行えるとのことで、妻から“相談だけでもしてみたら?”とのアドバイスもあり、勇気を出して、事務所に電話をしました。
Y男さんの相談を受け、若林司法書士事務所が動きました。
Y男さんが実際に過払い金の返還請求手続きをした結果が次の表です。
過払い金の返還請求手続きを行ったことで、借入残高は、約233万円から、約4万4千円になり、更に、約263万円ものお金が戻ってきたのです。
債権者 | 借入時期 |
借入残高 |
戻ってきた金額 | |
手続前 | 手続後 | |||
A社 | H14〜H21 | ¥0 | ¥0 | ¥250,000 |
B社 | H 9〜 | ¥403,867 | ¥0 | ¥353,000 |
C社 | H 8〜 | ¥297,148 | ¥0 | ¥245,800 |
D社 | H 9〜 | ¥793,511 | ¥0 | ¥645,000 |
E社 | H 7〜 | ¥342,328 | ¥0 | ¥1,140,000 |
F社 | H 7〜 | ¥496,327 | ¥44,904 | ¥0 |
合計 | ¥2,333,181 | ¥44,904 | ¥ 2,633,800 |
注意点