生れ変わる!

極貧からの脱出。お金持ちになる方法、心と体の改善方法。

このページは自己破産体質改善を目的に書かれたエッセイです。

進退で「進む」は他人に任せ「退く」は自分で決めよ。

元財務大臣塩川正十郎氏の言葉。人から推薦されて、または縁があって仕事や地位に着くべきであり、やめるときは人から言われるのではなく、自分で決めてやめるべきであると言う言葉は、氏の生き様にぴったりの言葉です。課長になりたい、部長になりたいなど地位を求めても卑しいだけ。お前部長になれと上司から言われ、承知しましたと答えるところに日本人が共感する美徳があります。しかし、やめる判断は意外に難しい。国のトップ総理大臣が自分からやめないのだから言わずものがなです。

 

借金がかさんでいる人で、区切りを付けたいと思っていてもなかなか破産に踏み込めない人も、実はなかなかやめられない人と同じ迷いがあるものです。現状の延長線上に活路を見いだそうとする意識が働いています。新しい自分に生まれ変わる事に思い至らないのです。

 

退く判断、撤退する判断、破産する判断などを明瞭に行うには現在の自分だけではなく、未来の自分を思い描く事が役に立ちます。管総理大臣も来年は総理大臣でないのは確実と自覚できれば、やめる時期が数週間早まっても気に病む事ではないはず。破産を迷っている方はぜひ3年後の自分を思い描いてください。しっかりお金の管理が出来ている自分を想像し、前向きな気持ちになれればきっと破産を決断出来ているはずです。破産はお金の問題に区切りを付ける事の出来る法律が認めた最高の再生のチャンスなのですから。

 

人生は引いて見ると喜劇である

喜劇王チャップリンの言葉に、「人生はズームアップで見ると悲劇だが、引きの絵で見ると喜劇である」というのがあります。深刻なテーマを映画という引きの絵で喜劇に仕立てた天才ならではの言葉ですね。

 

今自分が直面している困難も、近くに寄って見ているので悲劇に見えます。ここはカメラを持って被写体(自分)から離れ、引きの絵を取って、それを客観的に見てみたらどんな様子か?と考えて見てください。意外と喜劇に見えるはずです。真剣に破産の手続きを勉強している自分。借金返済遅延の言い訳をしている自分。牛丼の大盛りを頼みたいのだけど並で我慢している自分。

 

現在の自分が悲劇なのか喜劇なのかは見方の問題です。自分との距離をおいて現状を他人事の様に観察する習慣を身につけてみてください。